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野球肘の治療の流れ
目次
野球肘で最も危険な外側型野球肘
野球肘は内側・外側・後方型の3つがあります
一番多いのは内側の野球肘
一番厄介なのは外側の野球肘
後方は比較的に稀です
診察
まず、いつから痛いのか
あの時の一球で痛めたのか
それとも徐々に痛みが出てきたのか
次に圧痛点(押して痛い部位)と肘の可動範囲(曲げ伸ばしがどのくらいできるのか)を確認します
その後、エコーで内部の状況を確認します
野球肘のエコー検査
エコー検査は、痛みを感じる部位、損傷している部位を正確に、リアルタイムで写し出せます
レントゲンでは、異常がないと言われた方でも、たくさんの異常所見が見つかります
レントゲンは、ざっくり全体像が把握できる画像診断
エコーは、ピンポイントで細部が把握できる画像診断
それぞれ長所短所があります
エコーは写し出す人のスキルによっても全然変わります
レントゲンで異常がなくても、痛みや動きの悪さ、違和感を感じる時はエコー検査がおすすめです
内側野球肘
小学生低学年くらいから野球をしている子が、小6、中1、2くらいの時期に肘が痛くなってしまい、エコー検査をしてみると、実は昔に痛めていたケースが本当に多いです。
その当時は、違和感があったり、全く痛みがない人もいます
そういった過去の損傷が残っているケースがあるんです
若干、骨の形が変わっていたり、剥離しているのが残っていたり…
基本的に軟骨は痛みを感じないので、気が付かず、損傷していたり、重症化していたりします
感じないって怖いですよね
外側野球肘
一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、「離断性骨軟骨炎」といいます
一昔前では、野球を辞めてしまったり、利き腕を変えたりと、かなり重症化して、発見されることが多かったのですが、今では、エコー検査があるので超早期発見できる時代になりました
12、13歳に多く、BMIがやや高めの子になりやすいと言われています。
すこーしぽっちゃり体型の子ですね
「なんとなく肘の外側に違和感があり、レントゲン撮ったけど、骨に異常がなくて、筋肉の疲労だと言われていたんですが〜」
よくあるパターンです
エコーで見てみると、しっかり離断性骨軟骨炎になっていたり
外側に違和感
外側がなんとなく腫れぼったい
これは要注意のワードですね
野球肘の治療
まず、診察し、エコー検査をし、損傷部位の特定をし、ここまできて、ようやく施術開始です
当院では当たり前の流れなのですが、そうでない場合もあったり…
ここまでの過程をおろそかにして、いきなり施術するのは危険ですし
診察はしっかりしてもらったけど、様子を見るしかないと言われ、ただ治るのを待っているのは辛いです…
こんな声は日常茶飯事です
これらの流れを踏まえた上で、施術していくのが阿部接骨院です
肘の動き、痛みを軽減させることはもちろん
なぜ、野球肘になったのか、全身のバランスを見ていきます
患部の治療・全身のバランス調整・投球フォームの確認
患部の治療はもちろん、
肩の動きのあるさ、
腰や股関節が影響している場合、
すべての動きが悪い子
肘が痛いのは結果であって、原因が別にあることも多々あります
これらを見抜いて、施術していきます
これが早期復帰・早期改善へ導ける秘訣です
当たり前のことを当たり前に
学生の貴重な時間を楽しんでほしい、最大限に